Marketing Method

Webマーケティングを実践して成果へ繋げるための実践アウトプットブログ

経営者はマーケティングだ!って叫ぶ前に、自社の商品を魅力あるもの変える工夫をすべきだ

f:id:survive15:20150419093157j:plain

 僕は福岡でマーケティング支援の会社を経営しています。

こういう仕事をしていると、いろいろな業種の方から集客やアクセスアップの相談を受けます。ありがたいことに。
前職から数えると5年ほどマーケティング職で仕事をしているんですが、ようやく自分の経験則から見出した考え方だとか戦略が(なんとなく)見えてきたのだけれども、まぁマーケティングなんて生物なんです。
つまり向き合っているのはいつもいつでもお客さん。見込み客です。
人を相手にしている以上、個人的には『100%上手くいく成功法則』なんてのはこの世に存在しないと考えています。
 
おそらくマーケティングって言葉はほんの数年前の中小企業では今ほど使われていなかったはず。
だから残念なことにマーケティングという単語の意味を正確に理解していないまま使っている経営者も多い気がしてならない。
そもそもマーケティングの定義なんて各社バラバラで、一口にマーケティング部といっても、それぞれ役割だったり業務内容が違うと思う。
 
僕が最近特に強く感じるのは、みんな売ることばかり考えて、お客さんのことを考える思考が足りないんじゃないかな、ということ。
お客さんのことを考えるってどういうことかと言うと、どうやったらお客さんが喜ぶのかってことを真剣に考えて、自社の商品を改良したり、新しいサービスを考えたりする努力が足りてないって感じるわけです。
 
世の中にだいたい出回っているマーケティングというものは、あくまでも顧客を満足させるだけの魅力と強い商品力があってこそ成り立つわけで、商品自体が魅力ないのにそれを棚に上げてマーケティングに力入れて売上上げようっていっても、ぶっちゃけそうは世の中甘くないと思うんです。
 
だから「SEOで検索結果をあげてくれ!」とか「月間アクセス数を増やしてくれ!」という漠然とした要望を出す前に、まずは自社の商品と見込み客へ提供する商品・サービスの改良に全力を注ぎましょう。多分、それが最初にすべきマーケティングです。
そもそも商品力が強くターゲット層を間違わなかればそれだけでだいたい安定して売上をあげていけてるもんじゃないかと思うし。
 
あとはマーケティングはテクニックじゃない。見込み客の購買欲求を刺激したり、背中を押してあげる作業全般のことであって、小さなテストの繰り返しとアイディアを持って改善を続けるという、とてもとても地味なことだと思う。
 
最後になぜ僕がマーケティングの仕事をしてるのかについて。
それは単純に面白いから、です。
僕は商品をつくり出すような技術もバイタリティも持ちあわせていません。
逆にそういう経営者のことをとても羨ましく思いますし、僕がマーケティングを研究して、企業を成長させる確率を少しでも上げることができるのならば全力で取り組みたいと思っています。
マーケティングっていうのは、最高の裏方業務。だから最高に面白いし学ぶこともたくさんある仕事だからやめられない。
 
P.S
僕のマーケティング・バイブルはこの一冊
クラッシュ・マーケティング

クラッシュ・マーケティング